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■水分の絶対値管理を提案する高精度小型温湿度ロガー HL-1D
■測定範囲 温度:-20~50℃、湿度:0~100%rh(結露なきこと)
■温湿度データ32,000ポイント、上限・下限アラーム、最大・最小・平均値表示
HW4-LITEはHL-1Dが実測した相対湿度と温度の値から各種水分パラメータを演算することができます。
演算したデータは、相対湿度や温度のデータと一緒に、ソフトウェア上でグラフ表示、またテキスト形式で保存することができます。
HL-1Dは相対湿度の1点において調整することができます(温度に調整機能はありません)。
湿度の基準器をご用意いただくことで、現場で簡単に調整を行うことできます。
※調整値の書き込みには信頼性のある基準器の値を使用してください。
誤った値が書き込まれると正しく計測を実施できなくなります。
製品には、HW4-LITEをPCにインストールする際に必要となるキーコードが同梱されています。
HW4-LITEは下記のURLから無料でダウンロードできます。
標準添付ソフトウェアのダウンロードはこちら
相対湿度は、空気中に存在する水蒸気の量(水蒸気分圧)を、その温度において空気が保持できる最大の水蒸気の量(飽和水蒸気圧)に対する百分率として表したもので、最も一般的に用いられる水分単位です。しかし、温度の変化によりその値を大きく変化させるという“相対値”としての特徴を持っています。
それに対して露点や混合比などの単位は、温度の影響を受けない“絶対値”です。HL-1Dは専用ソフトウェアHW4-LITEとの組み合せにより、“絶対値”を用いた水分管理用の入門器としてご使用いただけます。
空気が保持できる水蒸気の量は、温度が下がるほど少なくなります。温度が低下して、空気が保持できる水蒸気の量が、空気中に存在する水蒸気の量を下回ると、余剰となった水蒸気が水に変化します。
この現象を結露とよび、結露が発生する温度のことを露点といいます。例えば、露点が10℃の空気がある場合、温度が10℃より低くなると結露が発生するということです。
結露が起こると水が生成されることになり、材料・製品表面が劣化する、また錆やカビが発生する原因になり、製品の保管において露点管理は重要な役割を果たします。
提案単位 : 露点(℃) …結露が始まる温度
製品例 : 鋼材、精密機器・部品、各種工業製品、食品、住宅設備 など
吸湿性を有する材料・製品は、空気中の水分量に応じて水分の吸放出を行い、その質量を変化させます。
材料・製品の質量を管理することで実施される原材料の調配合や、定量出荷、品質・生産管理においては、各環境下における物質の質量変化の度合いを把握しておくことが望ましいといえます。
そのためには、空気中の水分量を水蒸気の質量として把握することが重要となります。
提案単位 : 混合比(g/kg) …乾燥空気1kgに対する水蒸気の質量(g)
製品例 : 医薬品、紙、フィルム、樹脂ペレット、繊維、食品、粉体 など
測定範囲 | 湿度:0~100%rh(結露なきこと) 温度:-20~50℃ |
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精度(@23℃±5℃) | 湿度:±3.0%rh(10~90%rh) 温度:±0.3℃ |
ロギング容量 | 32,000データポイント(1データ:日時+相対湿度+温度) |
ロギングインターバル | 約30秒~23時間59分(1秒ステップ) |
表示 | LCD、2行表示、小数点1桁まで表示 |
LED表示 | 緑色:データロギング中に点滅 赤色:アラーム作動中または電池残量が少ないときに点滅 |
電池 | CR2電池(1個) |
電池寿命 | 約3年間(ロギングインターバル1時間において) |
保護等級 | IP67 |
重量 | 85g |
証明対応 | FDA/GAMP |
寸法 | 90×60×23mm |