質問) 「レーザ光散乱方式」とはどのような方式ですか?
回答) 採取された気体にレーザ光を当てて粉塵をカウントする方式です。
質問) 操作方法は?
回答) ACアダプターを接続して、電源スイッチを入れるだけで、測定モードになります。
(過去のデータが確認したい場合にみ、ボタン操作が必要となります)
質問) サンプリングの間隔は?
回答) 表示の切替時間は約1秒毎ですが、データ記録時間の最小単位は1分毎です。
質問) PC接続で何ができますか?
回答) 基本的には、
1)本体に記録されたデータのダウンロード
2)リアルタイムの測定表示(グラフを描きながらの測定) ができます。
質問) 機械加工を行う部屋で使用する場合の確認事項は?
回答) もし、観測データからビル管理基準のように公的な機関へのレポート提出が必要であるとするならば、更に上位の機種をお勧めいたします。
おすすめ機種 粉塵計 3432自主管理のための観測であれば、当機がお役に立つと思います。
質問)機械加工部屋で使用しますが、油煙と粉塵の区別はつきますか?
また、油煙は粉塵計に悪影響を与えますか?
回答)当機は、事務所や住居環境ベースで設計されたシンプルなダストモニターですので、油煙やその他の化学薬品の噴霧、過度の粉塵等は、故障や劣化の原因となると考えられます。
油煙を対応できるものですと、別の商品をご紹介できます。(価格は20万円を超えると思います。)ご相談ください。また、油煙と粉塵だけでなく、粉塵の構成要素の区別はできませんので、あしからずご了承下さい。
質問)ダストモニター粉じん計のメンテナンス等はし易いものでしょうか。
回答) ダストモニター粉じん計のメンテナンスとしては、空気の取り込み口からエアダスターなどで粉塵が中に定着しないように時々スプレー除去していただくのが良いと思います。
(当機の場合には、化学的なミストや油煙のような粉塵には使用しないでください。)
PM2.5(粒径2.5µm以下の微小粒子)の粉じん濃度の簡易計測が可能なパーティクルカウンター。
レーザ光散乱方式。PM2.5およびPM10の質量濃度の換算表示も可能。
DC170は充電式/ACアダプター両対応。ソフトとケーブルつき。データロガで10000件記録保存可能
ソフトとケーブルつき。データロガで10000件記録保存可能 ▲ 動画で紹介
DC170は充電式(ACアダプターも可)なので、現場で粉じんを計測できるスグレモノ。
PM2.5の粉じん濃度の簡易計測が可能なパーティクルカウンター:レーザ光散乱方式
0.5ミクロン以上と2.5ミクロン以上の2サイズの粉じんを簡単にデジタル測定可能。
バーグラフでリアルタイムに部屋の空気の清浄度の表示もできます。
パーティクルカウンター: レーザ光散乱方式
PM2.5の濃度の粉じんの簡易計測が可能。
微粒子をデジタル表示で可視化。室内用。
0.5ミクロン以上と2.5ミクロン以上の2サイズの粉じんを簡単に測定可能。
バーグラフでリアルタイムに部屋の空気の清浄度を表示もできます。過去の毎分(60分前まで)、毎時(24時間前まで)、毎日(30日まで)の測定値を確認
型番 |
PM2.5ダストモニタDC170 (現場型) |
PM2.5ダストモニタDC170-PM |
|
測定粒径 | PM2.5 | PM2.5 | PM2.5 |
質量濃度換算表示 | × | × | ○ |
電磁波対策 | × | ○ | ○ |
電池対応 | × | ○ | ○ |
追加メモリ | × | ○ | ○ |
PC出力あり | ○ | ○ | ○ |
ソフト ケーブルつき |
当社だけのオリジナル |
○ +10,000データ |
○ +10,000データ |
環境因子 | 汚染要因 |
湿気と生物 (カビ、白カビ、ダニ) |
高湿度状態、低湿度状態、メンテナンスが不備な加湿器やエアコン、換気不足、動物の鱗屑(りんせつ:動物の羽毛、皮膚、毛などからの微落片)など |
燃焼物 (一酸化炭素など) |
開放型の化石燃料系室内暖房具(石炭ストーブ、石油ストーブなど)、ガスストーブ、ガスオーブン、コンロや湯沸かし器からのガス漏れ |
ホルムアルデヒド | 形状記憶シャツなどに使われる生地、キャビネットや組立家具などのパーティクルボード製品、接着剤 |
家庭用品、家具 | 塗料、溶剤、空気清浄スプレー、ドライクリーニング後の衣類、エアゾール噴霧器、接着剤、日曜大工用品、カーペットや家具に使われる各種添加剤から放散する揮発性有機化合物(VOCs) |
アスベスト | 築20年以上の家の大半は、アスベストを用いている可能性がある。劣化や破損した配管の断熱材、耐火被覆材、防音材、床タイル |
鉛 | 鉛含有塗料(油絵用絵の具など)を研磨したり、こすり落としたり、燃やすことで発生する粉末や微片 |
微粒子 | 暖炉、薪ストーブ、石油ストーブ、石油ファンヒーター、開放型ガスファンヒーター、たばこの煙、ハウスダスト、花粉 |
改築時の副産物 | アスベスト、鉛、ホルムアルデヒドなどの有害物質を放出するような改築によって生じる障害 |
間接喫煙(ETS) | 喫煙者から吐き出された「呼出煙」、たばこの先の燃焼部から立ち昇る「副流煙」(副流煙はアルカリ性で、目や鼻の粘膜を刺激する) |
<引用文献>
東 賢一、住まいの科学情報センター、アメリカにおけるIAQ(室内空気質)問題
2000年2月14日、CSN #122