蛍光式溶存酸素計は、隔膜式溶存酸素計に比較してメンテナンスコストが大幅に改善
・隔膜式溶存酸素計は、ガルバニ電池式とポーラログラフ式 に代表されるが、電極の構造上、定期的な隔膜及び内部液の交換や内極メンテナンスと共に、連続測定又は制御の目的で使用する場合には、一定期間ごとにゼロ・スパン校正や隔膜部の洗浄が必要となる。
また流速、pH、硫化水素等の溶存 ガス、温度、酸化性及び還元性物質等の影響があり、 使用条件等のアプリケーションを考慮して設置する必要がある。
近年、下水及び排水処理施設においては、これらの諸問題点を解決した蛍光式溶存酸素計が導入され、運用実績も増加している状 況となっている。
蛍光式溶存酸素計には隔膜式溶存酸素計と比較して以下のような特長がある。
(1)電極には、隔膜、内部液(電解液)、内極(アノー ド / カソード)を使用していない。
(2)消耗部品が少ないため、メンテナンス / ランニング コストの低減が図れる。
(3)測定試料水の流れの影響がない。流速が不要である
(4) pH、硫化水素等の溶存ガス、温度、酸化性及び還元性物質等の妨害物質による影響がない。
・流速の影響を受けにくい性質があります。
蛍光法で使用されるDO検出器の模式図である。
この方法は、酸素の消光現象を利用してDOレベルを算出するものである。
青色発光ダイオード(LED)の光で励起された蛍光物質の蛍光は、DO透過層を通過した酸素によって消光される。
DO濃度が高いほど消光現象は強くなり、検出器(受光ダイオード)が検出する蛍光は少なくなります。
酸素(DO)は、シリコンなどからなるDO透過層を介して発光材料層に入る。
この発光材料層にはピレンなどが含まれており、中央の青色LEDからの青色光で励起され、蛍光を発する。
この蛍光は、発光材料層に到達した酸素(DO)の量に応じて消光され、消光されずに残った蛍光は受光ダイオードで受光される。
受光ダイオードは、青色フィルター付きと赤色フィルター付きの2種類が使用されています。
残った蛍光だけを検出し、相互減算でDOレベルを算出する。
原理的には、蛍光法はDO値が低いほど測定感度が高く、DO値が高くなるとノイズが発生して測定精度が低下する。
この方法では、発光波長約360nmの青色LEDと、波長約800nmの光を約0.001秒検出できる受光ダイオードを使用する。
本方式を用いた産業用(現場設置型)システムを提供します。
蛍光法によるDO値測定は比較的新しい方法であり、内溶液の交換が不要であることから、
近年、フィールドサイトでの測定に広く利用されるようになってきています。
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自動温度補償・自動圧力補償・手動塩度補償が可能。工場排水試験方法(JIS K 0102)にも対応
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溶存酸素・温度・電導度・塩分が測定可能な蛍光式溶存酸素計。
【溶存酸素】0~500%, 0~50mg/L 【温度】-5~70℃ 【電導度】0~200mS/cm 【塩分】0~70 ppt
機器本体3年保証、プローブ・ケーブル・ODOセンサーキャップ2年保証。
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