残留塩素とは、水中に残留するすべての有効塩素のこと。
「遊離残留塩素」と「結合残留塩素」の2種類があります。
1. 水質検査に当たっての留意事項について
水道法により、比色法(DPD法)、電流法、吸光光度法のいずれかを用いることが定められている。
比色法(DPD法):検水に試薬を混ぜて発色させ、色調から濃度を算出する方法で、カラーチャートの色と比較する。
試薬としてDPD(ジエチル‐p‐フェニレンジアミン)を使用。 > 人気定番の残留塩素計はこちら
電流法:電流滴定器を用いて試料中の電流値が0になるまでに要した還元剤の量から残留塩素濃度を算出する。
吸光光度法:試薬として、DPD、ヨウ素酸カリウム溶液などを使用し、光電分光光度計を用いて吸光度を測定する。
2. 無試薬の測定器について
水道法上の水質検査には使用できない。
試薬を使わずに残留塩素を測定する機器がある。
なお、ビル衛生管理法上の水質検査では、DPD法などであらかじめ校正することで使用が可能である。 >試薬不要の残留塩素計はこちら
水道水の塩素とは、残留塩素を意味します。
残留塩素の濃度の範囲 | 遊離残留塩素濃度として0.1mg/L以上 (結合残留塩素濃度の場合は、0.4mg/L以上) |
|
残留塩素の測定頻度 | ビル管理法適用建物 | 7日以内に1回 |
専用水道 | 毎日 | |
貯水槽水道 | 各都道府県で設定 | |
残留塩素の測定場所 | 末端給水栓 |
遊泳用プールや学校プールでは遊泳者が快適で衛生的に利用出来るように、プール水の水質検査が求められます。
残留塩素の濃度の範囲 | 0.4mg/L以上1.0mg/L以下 |
残留塩素の測定頻度 | 少なくとも毎日午前中1回および午後2回以上の測定 |
残留塩素の測定場所 | 矩形のプールでは、プールの対角線上のおける等間隔の3ヶ所以上の 水面下20cmおよび循環ろ過装置の取入口付近が原則 |
レジオネラ症の発生防止措置として行うべき
残留塩素の濃度の範囲 | 1日に1-2時間以上、0.2mg/Lから0.4mg/Lを保持する |
溶解物質が多いと残留塩素計では対応できない場合もあり。 不透明な温泉水などは残留塩素計では不可 |
生野菜等の使用にあたっては、流水で十分に洗浄し、必要に応じて消毒することが必要です。
消毒方法については、次亜塩素酸ナトリウムに浸漬する消毒が一般的に行われています。
次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合は、残留塩素(高濃度用)等で濃度を確認することが必要です
残留塩素の測定頻度 | 水道水を受水槽に貯める場合や井戸水などを殺菌・ろ過して使用する場合には、残留塩素を始業前および終業後に毎日検査 |
残留塩素の濃度の範囲 | 野菜および果物を生で供給する場合は 200mg/Lで5分間または100mg/Lで10分間浸漬 |
残留塩素計では測定は範囲外 |
残留塩素とは、水中に残留するすべての有効塩素のことで、遊離残留塩素と結合残留塩素があります。全残留塩素とも呼びます。
全残留塩素 = 遊離残留塩素 + 結合残留塩素
なお、単なる塩化物イオンとは異なります。
塩素、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンのことです。これらの存在状態は、水のpH値によって変化し、pH4以下では次亜塩素酸が減少する反面、塩素が徐々に増加し、逆にpH5以上では次亜塩素酸が減少する反面、次亜塩素酸イオンが徐々に増加します。
いずれも強い殺菌力を有するため、遊離残留塩素濃度は殺菌力の指標として用いられます。
モノクロラミン、ジクロラミン、トリクロラミンなどの窒素と結合した塩素のことで、水にアンモニアなどが含まれていると塩素消毒剤とアンモニアが反応して生成します。
クロラミンにも弱いながら殺菌力はありますが、殺菌力よりも汚れの指標として用いられます。
測定しているのは、殺菌力の指標である遊離残留塩素です。
防水でチャプチャプできちゃうので、これは、イイ!!公的法に合致するDPD試薬を採用 完全防水型
デジタル表示だから人による読み取り値の違いがありません
試薬は、長期安定型で約5年の消費期限
残留塩素の測定範囲:0-6.0mg/L
一台で3役-遊離残留塩素、全残留塩素、pHの水質測定が可能(別途試薬が必要
風呂、プール、上水道、簡易水道、病院施設、排水、食品工場、給食施設などの次亜殺菌水の測定
試薬が安いのが人気の理由。0.05-2.0mg/Lの10段階比色判定式。 プール、上水道、簡易水道、病院施設、風呂、排水、食品工場、給食施設などの次亜殺菌水の測定/ 浄化槽用水質検査器としてオススメ。 弊社では50回分のDPD試薬つき
簡単に水中の残留塩素の測定が出来ます。残留塩素測定器の管理が容易 比色板を取り外せますので汚れや曇りを簡単に取り除けます。経済的な残留塩素測定器 比色板の標準カラーチャートの色が退色した場合に比色板だけの交換が可能です。
精度の高い残留塩素の測定が驚きの価格で!精度:±0.03ppm(mg/L)± 測定値の3%
公定法に定められたDPD 試薬を使った吸光光度法に準拠しています。
簡単操作・小型軽量な残留塩素計。DPD法による測定。
遊離塩素、全塩素のどちらも測定が可能。最小目盛0.01mg/Lと0.1mg/Lの2レンジ対応。
食品産業、養殖・水族館の水質検査に。
pH残留塩素測定器は、飲料水、プールなどの管理用として、pHと残留塩素が簡単に測定できます。 携帯に便利なキャリングケース付です。 pHは混合指示薬法、残留塩素はDPD法です。
BTB指示薬50mL、PR指示薬50mL、DPD試薬100回分つき
●1台で残留塩素濃度及び水素イオン濃度(pH)測定が行えます(DPD+pH) ●比色板はワンタッチで交換ができ、色あせしない特殊樹脂製です。●携帯に便利なコンパクト設計のため、測定場所を選びません。
BTB指示薬か?BTS指示薬か?
選択が可能です。
1台でpHと残留塩素の2項目の測定が可能です。
pHと残留塩素の2枚の比色盤交換するだけ
●デジタルDPD法残留塩素の判定(DPD試薬使用による/法に合致)
・洗浄しやすい平面電極採用
・測定結果メモリー機能(50件)
・温度自動補正機能(CL測定時)
・完全防水(防水保護等級IP67準拠)
試薬不要!
比色法に比べ操作も簡単!当然、ランニングコストを削減
公共のプールに人気。
データメモリ機能により、いつ測定したデータかを後から容易に確認可能
無試薬で簡単測定。低ランニングコスト
防水構造で場所を選びません。/
プール・貯水槽用のRC-24P-F型と,
給水栓(蛇口)用のRC-24P-Q型の2種類