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放射線測定器ガイガーカウンターのよくある質問と回答

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放射線測定器ガイガーカウンターの回答

質問1:場所により放射線の数値が違うのはなぜですか?

回答:自然放射線は場所によって量が異なります。これには色々な理由があります。

例えば、部屋の周りの建材の種類でも差が出ます。

比較している部屋の周りがコンクリートでかこまれていたとして、部屋の地面からの高さ、大きさ、窓の広さ、コンクリートの種類により、放射線の量は違います。

一般に高い建物では、高い部屋の方が、地面からはなれるので、大地からの放射線の量が減るので低くなります。

大きな部屋と小さな部屋で比較すると、小さい部屋では壁からの距離が短いので、放射線の量は多くなります。

窓がついていたり、隣室との境がコンクリートでないと周り全部がコンクリートで囲まれた部屋より低くなります。

又コンクリートの中の砂利の種類にも関係します。

花崗岩のような放射性物質を多く含む砂利が使われていると高くなります。


質問2:測定値にはばらつきがあり、安定しないのはどうしてですか?

回答:放射線は放射性物質から出ていますが、ばらつきがあるのは一度に同じ方向にでているのではなく、線香花火のように(ランダム)にでています。

自然放射線を測るためには、同じ場所で何回か測って平均をとると大体一定になるといわれています。

これを一人で測るか、大勢が同時に測って平均をとると一定の値に近づきます。


質問3:放射線は、気温や天候や湿度などにより変化しますか?

回答:気温や、天候、湿度などで、放射線の数値は変わりません。

しかし、厳密には雨の降り始めには大地からでてきて空気中に浮遊していた放射性物質のラドンやトロンが埃と一緒に落ちてくるので屋外では、放射線の量は少し多くなります。

宇宙からくる放射線の量は時間と関係がありますが、大地、建物など周辺から来る放射線と同時に測るので、目に見える違いはありません。


質問4:岩石から比較的多くの放射線がでているようですがなぜでしょうか?

回答:岩石にも色々種類があります。

玄武岩と花崗岩を比較すると、花崗岩は3倍ぐらい高くなります。

岩石の放射線の量の違いは、岩石が出来たときに放射性物質をどれだけ多く含んでいたかによって違います。

花崗岩の中には自然界に存在する天然の放射性物質(ウラン、トリウム)がより多く含くまれているため他の石より放射線の数値が高いのです。


質問5:どんなところだと測定値は高くなるのですか?

回答:●自然放射線(屋外)の測定において、例えば放射性物質を多く含んだ庭石等があれば石表面の放射線の量も多くなります。

(屋内)においてもコンクリ-ト建屋では中の骨材の砂利に天然の放射性物質を含んだ物が多ければやはり多くなります。

●地表から高くなれば宇宙線の影響で数値は上がります。

例.地表:約0.08μSv/h(マイクロ・シーベルト毎時)、富士山頂:0.2μSv/h、12,000m:5.0μSv/h、20,000m:13μSv/hとなります。

●付近にレーダー施設、通信施設等がある場合、高い値を示す場合があります。このような場合は測定場所を移動してください。

●携帯電話等の電磁ノイズを放出する電子機器が使用状態で付近にある場合、測定値が高い値を示す場合があります。

このため、測定中は携帯電話等の使用には注意してください。

●強い衝撃や振動が加わった場合、一時的に高い値を示すことがあります。

測定する際には衝撃や振動を与えないよう注意して下さい。また、衝撃等を与えてしまった場合は、1分以上待ってから再度測定して下さい。


質問6:なぜ、自然界に放射線が存在するのですか?

地球は宇宙に漂っていた放射性物質を含んだ星類が衝突しながら固まってできたので、今でもその残っている放射性物質から常に放射線が出ています。

我々は自然からの放射線を1年間で約2.4 mSvミリ・シーベルトを常に受けています。

外国ではもっと高い地域も有りますが特に問題なく暮らしています。

また特定の温泉では2.4 mSvより高い所も有り治療場にもなっている所もあります。

参考:財団法人 日本科学技術振興財団より抜粋


質問7:同じ対象物をいろいろな放射線測定器で計測すると、それぞれに違う値がでるのはなぜですか?

回答:一般的に、放射線測定器は、機種ごとに測定値が違ってきます。

その値は、放射線測定器の検知方式により異なります。

GM管方式(ガイガー=ミュラー管方式) とシンチレーション検出器とでは測定方式が異なるため測定値がことなります。

また、同じGM管方式でも、使用されているガイガーミューラー管の性能および特性・感度にもより測定値が異なります。

同じ機種で常に計測し、どれほど高いか低いかを相対的にみるのが、良いかと思います。


高度情報科学技術研究機構 原子力百科事典より


放射線

「水やコンクリートはアルファ線やベーター線、ガンマ線、X線、中性子線といった放射線を止める(=遮へいする)ことが可能です。また、鉛や鉄の板でも線や線を遮へいすることができます。

ただし、水やコンクリートで線を遮へいするには鉛や厚い鉄の板と同じように放射線を遮へいするための「厚さ」が必要となりますのでご注意ください。

質問埋立地の廃棄物の簡易測定に使えますか?

回答:ラデックスの場合、測定できる放射線がベータ線とガンマ線に限定されます。

そのため、ご使用されるのであればアルファ線、ベーター線、ガンマ線、x線が測定可能な放射線測定器ガイガーカウンター Ranger レンジャーまたは放射線測定器ガイガーカウンター Ranger レンジャーEXPがよろしいかと存じます。

なお、放射線測定器ガイガーカウンター Ranger レンジャーまたは放射線測定器ガイガーカウンター Ranger レンジャーEXPの違いは、センサーが本体に内蔵されているか外部にあるかの違いとなります。

頻繁に測定が必要な場合は、放射線測定器ガイガーカウンター Ranger レンジャーEXPの方が本体とセンサーが分離しておりますので身体への負担が少ないかと思います。

【計算式】(時間当たりの物質の放射線量)×2
4時間×365日÷1000=1mSv以下

国際放射線防護委員会ICRPの勧告

わたしたちは普通に暮らしていても、年間約2.4ミリシーベルト(世界平均)の放射線を受けています。放射線防護の観点からICRP(国際放射線防護委員会:International Commission on Radiological Protection)では、この2.4ミリシーベルトに加えて、一般の人々の放射線を受ける量の限度を年間1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)と定めています。

ただし、病院でレントゲンを撮影すると放射線であるエックス線を受けますが、このような医療行為で放射線を受けた場合は含まれません。

 放射線は様々な国で利用されているため、日本においても、国際的に統一された安全基準が必要であるという認識から、ICRPの勧告を尊重して安全基準が決められています。


中国輸出の際に検査するCCICでご確認ください。

1.アルファ、ベーター、ガンマの3種類が測れる放射線測定機

2.0.01uSV/hr(マイクロシーベルト)単位で計測

3.現場の空気及び該当物質を測れるも放射線測定器

放射線と放射能とは?

放射線とは電磁波や高速の粒子のこと

放射能とは放射線を出す能力のこと

提供:(財)日本原子力文化振興財団:「原子力」図面集

放射線とは、光の仲間の電磁波や高速の粒子のこと

放射能とは、この放射線を出す能力のことです。

つまり、放射線は「飛び出てきた」ものですが、放射能は「それを出す」側の言葉です。

 例えて言えば、「懐中電灯」は「光」を出す「発光能力」を持った物質というように、「懐中電灯→放射性物質」「光→放射線」「発光能力→放射能」に相当することになります。

 「光」を出すと「懐中電灯」の電池がなくなり「発光能力」が弱くなっていくように、「放射線」を出すと「放射性物質」の「放射能」が弱くなっていきます。また、「懐中電灯」から離れると光が弱くなるように、「放射性物質」から離れると「放射線」も弱くなります。 


国際放射線防護委員会ICRPの勧告

わたしたちは普通に暮らしていても、年間約2.4ミリシーベルト(世界平均)の放射線を受けています。放射線防護の観点からICRP(国際放射線防護委員会:International Commission on Radiological Protection)では、この2.4ミリシーベルトに加えて、一般の人々の放射線を受ける量の限度を年間1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)と定めています。

ただし、病院でレントゲンを撮影すると放射線であるエックス線を受けますが、このような医療行為で放射線を受けた場合は含まれません。

 放射線は様々な国で利用されているため、日本においても、国際的に統一された安全基準が必要であるという認識から、ICRPの勧告を尊重して安全基準が決められています。


中国輸出の際に検査するCCICでご確認ください。

1.アルファ、ベーター、ガンマ の3種類が測れる放射線測定機

2.0.01uSV/hr(マイクロシーベルト)単位で計測
3.現場の空気及び該当物質を測れるも放射線測定器

放射線測定器ガイガーカウンターの使用上の注意事項

●放射線測定器ガイガーカウンターは精密機器のため、落下させたり、水滴が付着しないように、取り扱いには十分に注意してください。

●急激な温度変化のある所で測定すると、結露が生じることがありますので、ご注意ください。

●放射線測定器ガイガーカウンターに衝撃を与えないでください。検知部(GM計数管)、内部部品などが破損する恐れがあります。

●液体・湿気・腐食性ガスに当機をさらすことは避けてください。(放射線測定器ガイガーカウンターの多くは防水仕様ではありません)

●長時間極端な温度もしくは直射日光(車のダッシュボードなど)、蛍光灯にさらすことは避けてください。

●爆発性のガスや不燃性ガス、蒸気やほこりの多い場所での使用は避けてください。

●高周波、電子レンジ、静電気、および磁場の近くでは、計測結果に何らかの影響が及ぶ場合があります。

●外部から異物が当機の内部に入らないようにしてください。

●汚染を回避するために、計測中に放射線測定器ガイガーカウンターが検査する部分の表面に触れないようにご使用ください。

●放射線測定器ガイガーカウンターは乾いた布で拭いてください。故障の原因にもなりますので、クレンザーなどの
研磨剤やキシレンやトルエンなどの溶剤を使用しないでください。

●放射線測定器ガイガーカウンターの保管の際は、高温・多湿・直射日光を避けてください。

●その他の使用環境(および保存環境)については、放射線測定器ガイガーカウンターの仕様をご確認の上、十分に注意してご使用ください。

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