業界最高水準の精度を持つ組込み・設置型の非接触放射温度計。
研究室から生産現場まで、正確な温度測定が求められるあらゆるシーンに対応。
-50~500℃まで測定可能な汎用タイプ。
IT-480N:照準レーザつき
IT-480W:照準レーザなし
校正書類の発行可(有償)
傷、汚染の問題を回避。状態(静止/回転/移動)を選ばず温度測定可能。
-50~500℃(IT-480N/Wタイプ)
装置への組み込み、生産ラインへの設置に最適
場所を選ばず簡単に使用可能
USBバスパワーでも稼働(その他の外部電源不要)
PC1台に同時に8台のIT-480を接続可能
測定データの収録可能
IT-480の各種設定可能(放射率、測定条件等)
スマホで温度と写真を同時にエビデンスとして保存可能。
最短0.1秒間隔で温度の連続測定ができ動画撮影も可能。
アラート設定や測定データの転送も可能で業務効率の改善に。
持ち運びが容易になり、使用用途が広がります。
※画像ではオプションの「IT-480cameraアタッチメント」を使用。
スマホホルダーとUSBケーブルはお客様にてご用意が必要です。
IT-480の各種設定可能(放射率、測定条件等)
※スマートフォン(Android)用アプリもございます。
CE、WEEE/RoHS、FCC、KC照準用レーザ安全関係(PSC、FDA)
さまざまな工場の生産ラインや装置、プラントの温度管理など、産業・工業用途でご利用いただけます。
またWindows PCとの接続により、研究開発や実験用途などにも幅広くご活用いただけます。
●FPD露光装置でガラス基板やフォトマスクの温度分布管理に
●精密機械部品の熱膨張を考慮した精密寸法測定に
●食品の調理温度管理に
●製造プロセスの温度連続監視に
●コンクリートミキサの練り混ぜ温度管理に
●タイヤ製造等で合成ゴムの加硫工程の温度管理に
タイプ | 汎用タイプ |
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型式 | IT-480N/IT-480W※1 |
測定波長 | 8〜14μm |
測定温度範囲 | -50℃〜500℃ |
出力 | USB出力(分解能0.1℃) 電流出力(4〜20mA、分解能0.24μA) |
電流出力範囲 | -50℃〜500℃ (出荷時0℃〜500℃) |
測定精度 | 〔USB出力〕 ±(-8%rdg+1)℃以内 [ -50〜0℃] ±1℃以内 [ 0〜200℃] ±0.5%rdg℃以内 [ 200〜500℃] 〔電流出力〕 USB出力との差が±(0.1%出力レンジ)℃以内 |
繰返し性(再現性) | 0.5℃以内 |
応答時間 | 〔電流出力〕 0.14s以内(95%、移動平均1のとき) |
測定視野 | φ72mm以下(距離1000mm) |
温度ドリフト | ±0.5℃/℃以内 [-50〜0℃] ±0.25℃/℃以内 [0〜500℃] |
放射率 | 出荷時設定 0.95(PC用アプリケーションソフトにて0.100〜1.999で変更可能)※2 |
使用温湿度範囲 | 温度 0〜55℃、相対湿度 35〜85%、結露なきこと |
電源 | DC12〜24V/USBバスパワー |
消費電流 | 30mA以下(DC24V, レーザオフ時) 40mA以下(DC24V, レーザオン時) |
ケース材質 | アルミニウム |
質量 | 約95 g (ケーブルおよび取り付け治具類除く) |
付属品 | 取扱説明書、取付金具、電源/出力ケーブル(2m) |
※1)IT-480Wに照準レーザは付いておりません
※2)他方式等の温度計と測定指示値を一致させる必要がある場合は、放射率を0.100〜1.999の範囲で補正することでご利用いただけます。
放射温度計は手軽に非接触で、色々なモノの温度を測定することが出来ますが、体温計(薬機法で規定)ではありません。
以下内容をご理解いただき、HORIBAの高精度放射温度計をご活用いただけますよう、お願いいたします。
1.(体温計について)
薬機法では「体温計」が医療機器として指定されており、HORIBAの放射温度計を含めて一般的な放射温度計やサーマルイメージャは、体温計として使用できません。
2.(体表面温度測定について)
人の体表面は、外気に触れているため外気温度影響を強く受けています。
従いまして、一般的に体温よりも外気温が低いため、体表面を放射温度計で測定すると体温より低い温度が表示されます。
また、例えばヒーターなどの近くにいる場合には、逆に体温よりも高い温度が表示される場合もありますし、運動をして発汗すると気化熱が奪われて低めに温度表示される場合もあります。
体表面温度は体温ではありませんが、一定条件の下で温度の高低を比較することは可能です。
3.(放射温度計内蔵のレーザポインタについて)
HORIBAの高精度放射温度計には、一部の機種に測定対象物の温度測定領域を確認するために、レーザポインタを 内蔵している機種があります。
人の体表面温度測定のために顔に向けて温度測定をしようとすると、レーザポインタのレーザ光が目に入り大変危険です。
視覚障害を引き起こす可能性があり、決して人に向けて使用しないようにご注意ください。
顔の体表面温度等を測定する場合は、放射温度計のレーザポインタが点灯しないように設定することが可能です。
取扱説明書をご確認の上、必ずレーザポインタが点灯しない設定に変更してご使用ください。