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定電位電解式オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011K

オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011K

オゾンガス利用エリアでの濃度管理に用いられるオゾン計や、警報器として使用される機器は、性能・メンテナンス 性・コストのバランスが重要です。

校正書類の発行可(有償)

オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011Kは、これらの点に考慮し、幅広いニーズにお応えできるオゾン計として設計さ れております。

オゾンモニターEM-010K
オゾンガス測定範囲0-1.00ppm/分解能0.01

オゾンモニターEM-011K 
オゾンガス測定範囲0-10.0ppm/分解能0.1

オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011Kの特長

750gの小型サイズ(154x113x76mm)デジタルオゾンモニターEM

温度・湿度などの環境要因の影響を受けにくい、新開発オゾンセンサ搭載

センサ交換時は簡単な調整のみで、簡単なメンテナンス

初期オゾン校正は、ゼロ調整後、オゾンセンサ補正係数に合わせるだけでスパン調整が可能

伝送出力によりオゾン濃度がリアルタイムに出力されますので、濃度監視が可能

警報出力として接点1cを採用していますので、設定値に対してon/offが可能

センサ延長ケーブル(標準5m)のオプション品の使用も可能

オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011Kの仕様

型  式 オゾンモニターOZG-EM-010K オゾンモニターOZG-EM-011K
測定範囲 0-1.00ppm 0-10.0ppm
濃度表示 3桁 LED 最小表示0.01ppm 3桁 LED 最小表示00.1ppm
測定精度 F.S.の±10%以内(校正時)
F.S.の±25%以内(6ヶ月間)
90%応答時間 90秒以内
測定方式 定電位電解法  拡散式
警報設定値 0.1-1.00ppm(任意設定) 1.0-10.0ppm(任意設定)
警報方式 ランプ点灯、接点出力
出力信号 濃度信号:4-20mA絶縁型、負荷抵抗600Ω以下
警報接点:1c接点、0.5A,AC125V
接続方式 端子台
使用環境 温度:-5から40度
湿度:30-95%(結露なきこと)
電源 AC100V 50/60Hz
外形寸法 154x113x76mm(突起物を含まず)、750g
取り付け方法 M4ビス止め
その他の機能 ゼロ調整、スパン調整、ファクター アジャスト機能
センサ断線ランプ表示、警報出力チェック
別売り

オゾンセンサ延長ケーブル(標準5m) OP001

38,000円(税別)

長さ指定可 (最大40mまで可能)

  交換用センサー 29,000円(税別)-1年に1度交換必要です
使用説明 オゾンガス検知器EM使用方法のPDFファイル
注意:無風状態でなければ計測することはできません。

オゾンガスモニタOZG-EM-010K/011Kのの機能

温度などの環境因子による影響を最小にした、高精度、長期安定型新開発センサの搭載

これまでのオゾンガス測定器は、ほとんどの場合吸引式となっており、ガス吸引式によるタイムラグ・オゾンガスの自己分解など、測定ポイントでの真値を測ることが非常に難しい状況でした。

デジタルオゾンモニターEMは、拡散式センサが可能となったことで、これら不確定要素を排しより正確な測定が可能となりました。

定電位電解法センサの採用によって他ガスの影響が少なくなり、幅広い測定環境下での使用が可能となりました。特に湿度の影響による出力変化が小さく、安定した測定が可能

いろいろな用途に対応するアウトプット[DC4~20mA濃度出力、警報接点標準装備]

デジタルオゾンモニターEMは、 幅広い決定目的のために、電気的障害を受けにくい濃度出力(絶縁型)および警報接点(1c)を標準装備

特に濃度出力は、高精度を維持しながら測定する際や、精度確認を行なう場合の校正操作時に、必ず必要となる機能

センサ交換時の簡単な調整のみで性能維持が可能なファクターアジャスト機能

どのような測定器であっても、必ず必要となる問題が校正作業です。特にオゾンガスの場合、現場における校正用ガスの調整は非常に厄介です。

これを解決したのが「ファクターアジャスト機能」です。センサ交換時(はじめての測定開始の時も含む)に、校正用ガス無しに簡単な調整を行なうだけで校正作業が終了します。

これにより、1年に一度のセンサ交換を行なうだけで、測定精度を維持することが可能となりました。(1年補償)
(1年を超えてセンサ交換を行なわない場合、測定精度を維持するためには校正用ガスによる調整が必要になります。)

紫外線吸収式では無し得ない低コスト化(当社比 1/4以下)

拡散式が可能となったことで吸引システム部が不要となり、センサオゾンガス濃度に対するリニア出力などから、他の測定器では無し得ない低コスト化を可能としました。

オゾンモニターで測定できない場合

放電式のオゾナイザーで、空気原料を用いた場合にNOxが発生する場合

粉塵等の浮遊物がひどく、オゾンセンサ拡散面を塞いでしまう場合

オゾンセンサに圧力がかかる場合(陽圧・陰圧共)

オゾンモニターの測定原理

オゾンモニターEMに取り付けるセンサは、従来、溶液の電気化学分析で用いられていた定電位電解法をオゾンガス電極に用いることにより、低濃度のオゾンガス分析を可能としました。

下記図にオゾンセンサの構造を示します。3つの電極は、電解液相と気相に接触しており、作用電極にO3が近づくと、O3+2e- O2+O2-の反応が起こります。

また、空気中の酸素を吸着した対極では、O2-+2H+ H2O の反応が作用電極と等価に生じます。

全反応としては、O3+2e-+2H+ O2+ H2O になり、このO3の酸化反応で流れる電流を検出すれば、オゾン濃度に比例した電流値が得られます。


 

 

オゾン濃度と生体作用

0.01-0.02 多少の臭気を覚える(やがて慣れる)
0.1 明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感ずる
0.2-0.5 3~6時間曝露で視覚を低下する。
0.5 明らかに上部気道に刺激を感ずる
1-2 2時間曝露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きと咳が起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる。
5-10 脈拍増加、体痛、麻痺症状が現れ、曝露が続けば肺水腫を招く。
15-20 小動物は2時間以内に死亡する。
50 人間は1時間で生命が危険な状態になる。

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