・大電流用フレキシブルクランプメータ
・真の実効値型のフレキシブルクランプメータ
・ 測定しずらい場所でも測定可能
・暗所で見やすいバックライト機能
- 交流電流 30A/300A/3000A
- 出力分解能(LCDディスプレイ): 0.01A/0.1A/1A
- コイル直径8.5mmで狭い場所でも測定可能
(二重絶縁構造)
- 直径3.2 「までの導体周囲にフィットする10 」フレキシブルセンサー
- 直径5.8 「までの導体に適合する18 」フレキシブルセンサー
- 真の実効値TRMS読み取り
1000V CAT III
TRMS実効値とは:電気信号(特に交流)の真の実効値を測定する方法です。
TRMS測定は、波形が正弦波でない(歪んだ波形や非線形負荷の波形を含む)場合に、正確な値を得るために使用されます。
TRMS(真の実効値)測定は、波形が正弦波以外の形状を持つ場合でも、正確な電流や電圧を測定するための技術です。
クランプメーターやマルチメーターにこの機能が搭載されている場合、より正確な電力のモニタリングや機器の診断が可能になります。
●実効値とは?
実効値は、交流電流や電圧がどれだけのエネルギーを伝えるかを示す値です。
簡単に言うと、直流電流と同じ量のエネルギーを発生させる交流電流を表します。
例えば、100VのAC電圧の実効値が100Vであれば、それは100VのDC電圧と同じエネルギーを持つことを意味します。
●正弦波と非正弦波
多くの測定機器では、正弦波交流(きれいなサイン波)の実効値を基にしたRMS計算を使用しますが、実際には負荷や環境の影響で波形が歪むことが多いです。
このような歪んだ波形に対して、従来のRMS測定では正確な値が得られません。
●TRMSの利点
TRMS測定は、波形が正弦波以外(歪んだ波形、ノイズの多い波形、パルス波など)の場合でも、正確な実効値を計算できるため、エラーの少ない正確な測定が可能です。
これは特に、電気機器や電子機器において、インバータやスイッチング電源などが影響を及ぼす複雑な波形を扱う場合に有効です。
●TRMSを使う場面
・モーターやインバータの測定:
これらは非正弦波を発生させることが多く、TRMSで正確に電圧や電流を測定する必要があります。
・電力供給システムのモニタリング:
ノイズや歪みが含まれる波形を扱う場面では、TRMSによって正確な測定が求められます。
・ヒーターやランプの測定:
これらも負荷が非線形の場合があり、正しい実効値を得るためにTRMS測定が必要です。
レンジ | 分解能 | 確度 |
---|---|---|
30A/300A/3000A | 0.01A/0.1A/1A | 3%rdg ± 5dgts |
周波数範囲 | 45〜500Hz |
位相誤差 | < ±1° |
位置感度 | ±3% |
ディスプレイ | 4桁液晶ディスプレイ、最大読取値3150 |
サンプリングレート | 2回/秒 |
電源 | 1.5Vサイズ AAA電池 × 2 |
プローブケーブル長さ | 10" (254 mm); 18" (458 mm) |
寸法 | 120x70x26 mm |
重量 | 約286g |