一般敵なpH電極の内部液にKCl溶液を使用。
KClとは、塩化カリウムのことで、食塩に似て水によく溶けます。結晶化もしやすいです。
pH電極の内部液(KCl溶液)の濃度で多く用いられているのは3.3molです。
pH電極内部液にも塩化カリウムKCL3.3molが用いられています
■pH電極の補充液、先端部の保存液用
■ORP電極(酸化還元電位計)の先端部の保存液用
KCL溶液塩化カリウム溶液 電極保存液
酸化還元電位計電極用塩化カリウム溶液KCL3.3mol
pH計電極用塩化カリウム溶液KCL3.3mol
pH電極やORP電極の種類により内部液(KCL溶液/塩化カリウム溶液)の濃度は異なります。
KCl溶液は、測定中に測定液の中に流出して消耗するので補充する必要があります。
ORPセンサーは、電極部の乾燥によって性能が劣化するのを防ぐため、KCL(塩化カリウム)溶液の入った保護キャップまたはボトルに入れて保存します。
また、超還元水や超酸性水(強酸性水)を測定した後は、検知極表面上のイオン交換に時間がかかるため、測定値が戻りにくくなる場合があります。
この場合、電極部をKCL溶液にしばらく浸すことにより、性能を復帰(エイジング)させることができます。
※保護キャップ内の保存液が少なくなったら、KCL溶液を補ってください。