■WBGT(熱中症指数)またはHI( Heat Index:ヒートインデックス)・温湿度を同時表示、暑熱リスクを数値化
■ブザーと赤色アラーム表示で危険を警告
■三脚・壁掛け・装着OKの多用途設計
✅調節可能なブザー音量
✅4段階の危険レベル表示
✅建設現場での作業員の熱中症予防管理に最適
✅製鉄・鋳造・ボイラーなど高温工場での熱ストレス管理
✅マラソン大会やビーチアクティビティ等、屋外イベントの安全対策
✅暑熱管理に対応 教育機関・運動部のWBGT基準に沿った活動判断に活用
■ WBGT または HI・温湿度の同時表示
■ 屋外および屋内の熱中症指数測定に対応
■ ブザーと赤色アラーム表示で危険を警告
■ ブザー音量は調整可能
■ 危険レベルを4段階でバー表示
■ 装着(ストラップ付属)から三脚設置まで対応
■ ディスプレイは20秒ごとに更新
表示項目 | 熱中症(WBGT)指数、温度、黒球温度、相対湿度 | ||
測定項目 | 温度、黒球温度、相対湿度 | ||
JIS B 7922精度区分 | クラス 2 | ||
熱中症指数 (WBGT) | 測定範囲 | 0.0 ~ 50.0℃ | |
表示分解能 | 0.1℃ | ||
測定精度 | ±2.0℃ (INモード /OUTモード) | ||
温度 (TA) | 測定範囲 | 0.0 ~ 50.0℃ | |
表示分解能 | 0.1℃ | ||
測定精度 | ±0.6℃ (20.0 ~ 50.0℃)、 ±1.0℃ (0.0 ~ 19.9℃) |
||
黒球温度 (TG) | 測定範囲 | 0.0 ~ 70.0℃ | |
表示分解能 | 0.1℃ | ||
測定精度 | ±0.6℃ (20.0 ~ 60.0℃)、 ±1.0℃ (0.0 ~ 19.9℃、60.1 ~ 70.0℃) |
||
相対湿度 (RH) | 測定範囲 | 20.0 ~ 90.0%RH | |
表示分解能 | 0.1%RH | ||
測定精度(25℃時) | ±5%RH (30.0 ~ 90.0%RH)、 ±10%RH (20.0 ~ 29.9%RH ) |
||
熱中症指数 (WBGT) | 室内モード(IN) | WBGT=0.7 Tnw※1 +0.3 Tg(0.15)※2 | |
室外モード(OUT) | WBGT=0.7 Tnw※1 +0.2 Tg(0.15)※2 + 0.1 Ta | ||
センサ | TA (温度) | バンドギャップ式 | |
TG (黒球温度) | サーミスタ | ||
RH (相対湿度) | 静電容量式 | ||
黒球 | 外径 | φ40 mm | |
厚さ | 1.8 mm | ||
材質 | 耐熱ABS | ||
放射率 | 0.94 | ||
サンプリング(測定間隔) | 20 秒毎 | ||
アラーム | 設定範囲 | 20.0 ~ 50.0℃、0.1℃刻みで設定可能 | |
大 | 約70dB (10 cm の距離にて) | ||
小 | 約60dB (10 cm の距離にて) | ||
ミュート | 0dB (ブザーなしの設定可能) | ||
電源 | 単4形アルカリ乾電池 2本 | ||
電池寿命 | 約 6ヶ月 (アルカリ電池使用、周囲温度 25℃、アラームなしの場合) | ||
動作環境 | 0 ~ 50℃ 0 ~ 80%RH (ただし結露なきこと) 風速 0.3m/s 以上 |
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保存環境 | −10 ~ 55℃ 0 ~ 90%RH (ただし結露なきこと) |
||
外形寸法 | 黒球(全球型) | φ40 mm | |
本体 | 幅67.5 mm×厚さ47.5 mm×高さ114.5 mm (ストラップ用取付具、黒球含む) |
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表示部 | 40×39 mm | ||
重量 | 約90g (電池含む) | ||
標準付属品 | テスト電池(単4形乾電池 2本)、ストラップ、取付具、取扱説明書 | ||
材質 | 本体 / 電池カバー / 取付具 / ボタン | ABS | |
LCDパネル | アクリル (PMMA) | ||
三脚穴 | SUS304 | ||
ストラップ | ナイロン | ||
オプション | サトテック 測定器用三脚スタンド SD-04 |
※1 Tnw:近似換算された自然湿球温度(℃)
※2 Tg(0.15):直径150 mm黒球温度に近似換算された黒球温度(℃)
熱中症(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。
暑さ指数 (WBGT) |
注意すべき 生活活動の目安 |
注意事項 |
危険 (31以上) |
すべての生活活動で おこる危険性 |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒 (28以上31未満) |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 | |
警戒 (25以上28未満) |
中等度以上の生活 活動でおこる危険性 |
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意 (25未満) |
強い生活活動で おこる危険性 |
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
参照元:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.4
気温 (参考) |
暑さ指数 (WBGT) |
熱中症予防運動指針 | |
35℃以上 | 31以上 | 運動は原則中止 | 特別の場合以外は運動を中止する。 特に子どもの場合には中止すべき。 |
31℃以上 35℃未満 |
28以上 31未満 |
厳重警戒 (激しい運動は中止) |
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。 10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。 暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。 |
28℃以上 31℃未満 |
25以上 28未満 |
警戒 (積極的に休憩) |
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。 激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。 |
24℃以上 28℃未満 |
21以上 25未満 |
注意 (積極的に水分補給) |
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。 熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 |
24℃未満 | 21未満 | ほぼ安全 (適宜水分補給) |
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。 市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。 |
※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など
(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より
HI( Heat Index :ヒートインデックス)とは
HI( Heat Index :ヒートインデックス )とは特に高温多湿の気象条件下での一般市民の熱中症リスクを評価するために米国で広く用いられており、気温と相対湿度を組み合わせた体感温度の一種です。
カテゴリ | 熱指数 | 高リスクグループの人々に起こりうる熱中症 |
注意 | 27〜32℃ | 長時間曝露および/または身体活動により疲労の可能性あり。 |
警戒 | 32〜41℃ | 日射病、筋肉のけいれん、および/または熱疲労の可能性あり。長時間曝露および/または身体活動により。 |
厳重警戒 | 41〜54℃ | 日射病、筋肉のけいれん、および/または熱疲労の可能性が高い。長時間曝露および/または身体活動により熱中症の可能性あり。 |
危険 | 54℃以上 | 熱中症または日射病の可能性が高い。 |