■現場や工程ライン、品質保障面で活躍の硬さ測定
鉄(鋳鉄)、ねずみ鋳鉄、ノジュラー鋳鉄、アルミニウム、黄銅、青銅、銅、ステンレス鋼、鍛鋼、合金工具鋼の金属の硬さ硬度)を高精度に測定可能
■あらゆる硬さ単位に精度の高い換算が可能
・リーブ硬さ試験: HL
・ロックウェル硬さ試験 :HRB・HRC
・ビッカース硬さ試験 :HV
・ブリネル硬さ試験:HB
・ショア硬さ試験:HS
■個人差なく迅速な硬さ測定が可能
■インパクト方向補正機能で 上下左右斜めからの測定も可能
リバウンド方式は、リープ硬さ計、反発式、エコーチップ硬さ計、EQUO式などの名称で表示されています。
●着脱交換式インパクトデバイス(センサー部)
用途に合わせてインパクトディバイス(Gタイプ・DLタイプ・Cタイプ・DCタイプ) の取換可能
■用途に合わせて豊富なラインナップから着脱交換式インパクトディバイスを選択可能(種類によっては測定可能な材質や対応する硬さ単位が異なります)
■ ボタン操作で簡単に、サンプルの材質、インパクト(衝撃)方向を設定
■ あらゆる硬さ単位に精度の高い換算が可能(HL, HRC, HRB, HB, HV, HSD)で硬度を表示
・リーブ硬さ試験: HL
・ロックウェル硬さ試験 :HRB・HRC
・ビッカース硬さ試験 :HV
・ブリネル硬さ試験:HB
・ショア硬さ試験:HS
・引張強度:σb
■個人差なく迅速な硬さ測定が可能
■ バックライト機能
■インパクト(衝撃)方向
測定方向は上から下方向だけでなく、斜め方向、下から上方への測定に対する設定も可能
■本体と インパクトデバイス(センサー部) が分離型。
様々なタイプのインパクトデバイスの使用が可能です。幅広い対象物の硬さを測定することができます。
■100データまでの測定データや設定モードを本体に記録可能
100グループ(各グループは1~7回までの測定と平均値を含む)
■過去に保存された誤測定データの削除
■簡易校正機能あり
■低電圧表示と自動電源オフ機能付
■専用ケーブルでPCとの接続可能
MTLボタンを押すと、ディスプレイのMATERIAL番号が0~9まで変化します。測定試料(サンプル)の材質に合った番号を選択します。
インパクトデバイス | 番号 | 材質 | HL | HB | HV | σb | HRC | HRB | HS |
D/DC | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ● | |||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ● | |||||
3 | アルミニウム (鋳鉄アルミ) | ● | ● | ● | |||||
4 | 黄銅 (真ちゅう) | ● | ● | ● | ● | ||||
5 | 青銅 | ● | ● | ● | |||||
6 | 銅 | ● | ● | ● | |||||
7 | ステンレス | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
8 | 鍛鋼 | ● | ● | ● | |||||
9 | 合金工具網 | ● | ● | ● | ● | ||||
DL | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
G | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ||||
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ||||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ||||||
C | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● |
※表中の●印は、測定できる材質に対する硬さ単位です。硬さ単位はそれぞれ、HL(リーブ硬さ)、HB(ブリネル硬さ)、HV(ビッカース硬さ)、HRC・HRB(ロックウェル硬さ)、HS(ショア硬さ)、σb(引張強度)を表します。
測定方法 |
リーブ硬さ試験法 |
硬さ単位 |
HL(リーブ)/HB(ブリネル)/HRB(ロックウェルB)/ |
測定範囲※1 |
HLD(200~960)/HB(30~651)/HRB(13.5~100)/ |
インパクトデバイス |
Dタイプ |
試験資材 |
鉄(鋳鉄)/ねずみ鋳鉄/ノジュラー鋳鉄/アルミニウム/黄銅/青銅/銅/ |
分解能 |
1HL/1HV/1HB/0.1HRB/0.1HRC/0.1HS |
精度※2 |
繰り返し精度:最大10HLD(HLD = 800の時) |
ディスプレイ |
LEDバックライトつき |
メモリ |
100グループ(各グループは1~7回までの測定と平均値を含む) |
通信機能 |
USBポート(USB mini-B端子x1) |
電源 |
単3形電池×2本 |
ソフトウェア |
Windows 10/ 11対応 |
使用・保管環境 |
温度:0~50℃ 相対湿度:0~85%RH(結露なきこと) |
寸法 |
本体:高さ153mm・幅76mm・厚さD37mm |
重量 |
本体:約310g(電池を含む) |
規格 |
GB/T 17394-1998 準拠/ASTM A956準拠 |
付属 |
取扱説明書(1)/インパクトデバイスDタイプ(1)/ |
別売品 |
●サポートリング アダプタ(サポートリング)セット 12種類入り MJ-RINGの詳細はこちら リバウンド式硬さ計(硬度計)用のインパクトデバイスの先端に装着することで、 ■鋳物・鍛造品用インパクトデバイス G
■狭い箇所用インパクトデバイス DL ■硬化層・薄物・小物用インパクトデバイス C ■配管・シリンダー用インパクトデバイス DC |
販売元 | 株式会社佐藤商事 日本正規代理店 修理や不具合点検など、弊社にお気軽にご相談ください。 |
※1:単位変換値に精度保証はありません。
※2:試料 5mm以上、5kg以上、Ra2㎜以内
材質 | HL | HB | HV | σb | HRC | HRB | HS |
鉄・鋳鉄 | 300~960 | 80~647 | 80~976 | 774~1710 | 19.8~68.5 | 59.6~99.6 | 26.4~99.5 |
ねずみ鋳鉄 | 440~650 | 140~334 | 782~2058 | ||||
球状黒鉛鋳鉄 |
416~660 |
140~387 | 747~1888 | ||||
鋳鉄アルミ | 200~560 | 30~159 | 736~2026 | ||||
黄銅 |
200~550 |
40~173 | 781~2045 | 13.5~95.3 | |||
青銅 | 300~700 | 60~290 | 1170~2639 | ||||
銅 | 200~690 | 45~315 | 740~1725 | ||||
ステンレス | 300~960 | 80~647 | 83~976 | 850~1947 | 19.8~68.5 | 59.6~99.6 | 26.4~99.5 |
鍛鋼 | 400~802 | 142~651 | 742~1845 | ||||
合金工具網 | 300~960 | 83~976 | 375~788 | 22.6~69 |
タイプ | 用途 |
D型(付属) | 標準的なプローブで、ほとんどの硬さ試験をカバーできます。 |
DC 型 | 配管やシリンダーの内壁測定用です。(内径100mm以上) |
DL型 |
針(?4mm×50mm)のような構造で、非常に狭い面や溝の底、ギアの溝など特殊な場所を測定するのに最適です。材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
C型 |
表面硬化材料、皮膜、薄壁あるいは衝撃に敏感な材料の硬度測定用に使用します。衝撃エネルギーをD型の25%程度に弱めたプローブです。多少の表面粗さにも対応しています。材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
G型※ |
D型の約9倍までの衝撃エネルギーに対応しています。ブリネル硬度試験レンジでのみ、更に仕上げ品質の低い部分の測定に使用できます。鋳物や鍛造物のような重量のある部品で使用します。 |
※:インパクトデバイスGタイプのみ、テストブロックが別途必要
※1:単位変換値に精度保証はありません。
※2:試料 5mm以上、5kg以上、Ra2㎜以内
インパクトデバイス | D型(付属) | DC 型 | DL型 | C型 | G型 | |
衝撃エネルギー | 11 MJ | 11 MJ | 11 MJ | 2.7 MJ | 90 MJ | |
衝撃体 重量 | 5.5 g | 5.5 g | 7.2 g | 3.0 g | 20 g | |
試験チップ | 硬さ | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV |
直径 | Φ3 mm | Φ3 mm | Φ3 mm | Φ3 mm | Φ3 mm | |
材質 | 炭化タングステン | |||||
インパクト デバイス |
直径 | Φ20 mm | Φ20 mm | Φ4 mm | Φ20 mm | Φ30 mm |
全長 | 148 mm | 89 mm | 204 mm | 139 mm | 254 mm | |
重量 | 50 g | 50 g | 100 g | 75 g | 250 g | |
最大硬さ HV | 940 HV | 940 HV | 940 HV | 1000 HV | 650 HV | |
平均表面粗さ( Ra) | 1.6 μm | 1.6 μm | 1.6 μm | 0.4 μm | 6.3 μm | |
最小重量kg | 補強材不要 | > 5 kg | > 5 kg | > 5 kg | > 1.5 kg | >15 kg |
要固定 | 2~5 kg | 2~5 kg | 2~5 kg | 0.5~1.5 kg | 5~15 kg | |
要支持材 | 0.05~2 kg | 0.05~2 kg | 0.05~2 kg | 0.02~0.5 kg | 0.5~5 kg | |
最小厚さmm | サンプル | 5 mm | 5 mm | 5 mm | 1 mm | 5 mm |
硬化層 | ≧0.8 mm | ≧0.8 mm | ≧0.8 mm | ≧0.2 mm | ≧0.8 mm | |
硬さ300 HV | 直径 | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.38 mm | 1.03 mm |
深さ | 24 μm | 24 μm | 24 μm | 12 μm | 53 μm | |
硬さ600 HV | 直径 | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.32 mm | 0.90 mm |
深さ | 17 μm | 17 μm | 17 μm | 8 μm | 41 μm | |
硬さ800 HV | 直径 | 0.35 mm | 0.35 mm | 0.35 mm | 0.35 mm | - |
深さ | 10 μm | 10 μm | 10 μm | 7 μm | - |
*インパクトデバイスの種類によって、基準片(テストブロック)も選択する必要があります。
測定の精度を高めるために測定物の表面を研磨し滑らかにしてください。
磁気を帯びたものの測定は避け、測定物の表面温度は、120℃以下にして下さい。
・試験片の表面とベースプレートは、地面と平行で平らな状態が要求されます。
・測定時インパクトデバイスと試験片の表面は、垂直状態です。
・試験片には、3mm以上の厚さが必要です。
・小さな面や凹凸のある形状の測定は適しません。
このような試験片は、下図の内容を注意して測定してください。
試験片 | 試験片の重さ(Kg) | 最低厚さ(mm) | 最大粗さ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インパクトデバイス | 支持台と固定が必要 | 支持台で保持 | 支持台不要 | 試験片 | 硬化層 | ISO | Ra | Rz | |
D | 0.05~2 | 2.5 | > 5 | 3 | 0.8 | N7 | 2μm | 10μm | ▽6 |
硬さ計(硬度計)の先端に装着することで、R面や球面の測定を行うことができます。
硬度計用サポートリング Z10~15 : R10~R15
硬度計用サポートリングZ14.5~30 : R14.5~R30
硬度計用サポートリングZ25~50 : R25~R50
硬度計用サポートリングHZ11~13 : R11~R13、
硬度計用サポートリングHZ12.5~17 :R12.5~R17
硬度計用サポートリングR16.5~R30 : R16.5~R30
硬度計用サポートリングK10~15 : SR10~SR15
硬度計用サポートリングK14.5~30 : SR14.5~SR30
硬度計用サポートリングHK11~13 : SR11~SR13
硬度計用サポートリングHK12.5~17 : SR12.5~SR17
硬度計用サポートリングHK16.5~30 : SR16.5~SR30
硬度計用サポートリングUN : R10~