・リーブ測定原理に基づいたリバウンド式硬さ計
・メモリ機能つき11,000まで保存
・2.4インチIPS高解像度ディスプレイ搭載で視認性や操作性アップ
・管理ソフト付属
・簡単な操作、高精度な範囲で、金属の硬さ測定可能
・リーブ硬度(HL)は、 HRC・HRB・HV・HS等の硬度に変換可能
■鉄(鋳鉄)、ねずみ鋳鉄、ノジュラー鋳鉄、アルミニウム、黄銅、青銅、銅、ステンレス鋼、鍛鋼、合金工具鋼の金属の硬さ測定器
■どこでも誰でも簡単にすぐに金属の硬さ(硬度)を高精度に測定可能
・リーブ硬さ試験: HL
・ロックウェル硬さ試験 :HRB・HRC
・ビッカース硬さ試験 :HV
・ブリネル硬さ試験:HB
・ショア硬さ試験:HS
・引張強度:σb
■インパクト方向補正機能で 上下左右斜めからの測定も可能
■リバウンド方式は、リープ硬さ計、反発式、エコーチップ硬さ計、EQUO式などの名称で表示されています。
■本体とインパクトデバイス(センサー部)が、分離型。
●着脱交換式インパクトデバイス(センサー部)
用途に合わせてインパクトディバイス(Gタイプ・DLタイプ・Cタイプ・DCタイプ) の取換可能
■用途に合わせて豊富なラインナップから着脱交換式インパクトディバイスを選択可能(種類によっては測定可能な材質や対応する硬さ単位が異なります)
●2.4インチIPS高解像度ディスプレイ搭載しており、視認性や操作性が向上しています。
●ボタン操作で簡単に、サンプルの材質、インパクト(衝撃)方向を設定
測定方向は上から下方向だけでなく、斜め方向、下から上方への測定に対する設定も可能
●選択された任意の単位(HL, HRC, HRB, HB, HV, HSD)で硬度を表示
・リーブ硬さ試験: HL
・ロックウェル硬さ試験 :HRB・HRC
・ビッカース硬さ試験 :HV
・ブリネル硬さ試験:HB
・ショア硬さ試験:HS
・引張強度:σb
●11,000データまでの測定データや設定モードを本体に記録可能
11,000グループ(各グループは1~8回までの測定と平均値を含む)
過去に保存された誤測定データの削除
●バックライト機能
●専用ケーブルでPCとの接続可能(ソフトは標準付属)
付属ソフトウェアで本体に記録された測定データをPCで表示、保存、印 刷が可能
●平均回数の設定
●誤測定データの削除
●アラーム上下限値の設定
● 電池残量が少なくなったら、バッテリー交換お知らせ表示
●着脱交換式インパクトデバイス(センサー部)
様々なタイプのインパクトデバイスの使用が可能です。幅広い対象物の硬さを測定することができます。
●簡易校正機能あり
●設備機械、組立機械の常用部品や重量部品の検査
●金型の表面検査
●圧力容器、ターボ発電機などの検査、解析
●生産ラインのベアリングやその他部品の検査
●試験データ取得のため
●保管された金属材料の識別
●MTLボタンを押すと、画面左上の材質表示が変化します。測定試料(サンプル)に合った材質を選択します。
インパクトデバイス | 番号 | 材質 | HL | HB | HV | σb | HRC | HRB | HS |
D/DC | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ● | |||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ● | |||||
3 | アルミニウム (鋳鉄アルミ) | ● | ● | ● | |||||
4 | 黄銅 (真ちゅう) | ● | ● | ● | ● | ||||
5 | 青銅 | ● | ● | ● | |||||
6 | 銅 | ● | ● | ● | |||||
7 | ステンレス | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
8 | 鍛鋼 | ● | ● | ● | |||||
9 | 合金工具網 | ● | ● | ● | ● | ||||
DL | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
G | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ||||
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ||||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ||||||
C | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● |
※表中の●印は、測定できる材質に対する硬さ単位です。硬さ単位はそれぞれ、HL(リーブ硬さ)、HB(ブリネル硬さ)、HV(ビッカース硬さ)、HRC・HRB(ロックウェル硬さ)、HS(ショア硬さ)、σb(引張強度)を表します。
測定方法 | リーブ硬さ試験法 |
硬さ単位 |
HL(リーブ)/HB(ブリネル)/HRB(ロックウェルB)/ HRC(ロックウェルC)/HV(ビッカース)/HS(ショア)/σb(引張強度) |
測定範囲※ |
HLD(200~960)/HB(30~651)/HRB(13.5~100)/ HRC(19.8~68.5)/HV(80~976)/HS(26.4~99.5)/ σb(375~2639) |
インパクトデバイス | Dタイプ |
試験資材 |
鉄(鋳鉄)/ねずみ鋳鉄/ノジュラー鋳鉄/鋳造アルミ合金/真鍮/ 青銅/銅/ステンレス鋼/鍛鋼/合金工具鋼 |
分解能 | 1HL/1HV/1HB/0.1HRB/0.1HRC/0.1HS |
繰り返し精度 | ±10HLD ※付属の基準片を使用した場合 |
ディスプレイ |
有機ELカラーIPS液晶 |
メモリ | 11,000グループ(各グループは1~8回までの測定と平均値を含む) |
通信機能 | USBポート (USB mini-B端子x1) |
電源 | 単3形電池×2本 |
ソフトウェア | Windows10/11対応 |
使用・保管環境 | 温度:0~50℃ 相対湿度:0~85%RH(結露なきこと) |
寸法 |
本体:高さ153mm・幅76mm・厚さD37mm インパクトデバイスケーブル長:約1.3m |
重量 |
本体:約230g(電池を含む) インパクトデバイスDタイプ:約105g |
規格 | GB/T 17394-1998 準拠/ASTM A956準拠 |
付属 |
取扱説明書(1)/インパクトデバイスDタイプ(1)/サポートリング(2)(一つは装着済み)/ 硬さ基準片(1)/ブラシ(1)/単3形乾電池(2)(テスト用電池)/キャリングケース(1)/ ソフトウェアCD-ROM(1)/USBケーブル(1)/保護ラバーケース(1) |
別売品 | インパクトデバイス C インパクトデバイス G(別途専用のテストブロックが必要) インパクトデバイス DC インパクトデバイス DL |
※:単位変換値に精度保証はありません。
スケール | HLD | HRC | HRB | HB | HV | HS | σb |
測定範囲 | 200~960 | 19.8~68.5 | 13.5~100 | 30~651 | 80~976 | 26.4~99.5 | 375~2639 |
タイプ | 用途 |
D型(付属) | 標準的なプローブで、ほとんどの硬さ試験をカバーできます。 |
DC 型 | 配管やシリンダーの内壁測定用です。(内径100mm以上) |
DL型 | 針(∅4mm×50mm)のような構造で、非常に狭い面や溝の底、ギアの溝など特殊な場所を測定するのに最適です。※材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
C型 | 表面硬化材料、皮膜、薄壁あるいは衝撃に敏感な材料の硬度測定用に使用します。衝撃エネルギーをD型の25%程度に弱めたプローブです。多少の表面粗さにも対応しています。※材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
G型※ | D型の約9倍までの衝撃エネルギーに対応しています。ブリネル硬度試験レンジでのみ、更に仕上げ品質の低い部分の測定に使用できます。鋳物や鍛造物のような重量のある部品で使用します。 |
※:インパクトデバイスGタイプのみ、テストブロックが別途必要
インパクトデバイス | D型(付属) | DC 型 | DL型 | C型 | G型 | |
衝撃エネルギー | 11 MJ | 11 MJ | 11 MJ | 2.7 MJ | 90 MJ | |
衝撃体 重量 | 5.5 g | 5.5 g | 7.2 g | 3.0 g | 20 g | |
試験チップ | 硬さ | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV | 1600 HV |
直径 | ?3 mm | ?3 mm | ?3 mm | ?3 mm | ?3 mm | |
材質 | 炭化タングステン | |||||
インパクト デバイス |
直径 | ?20 mm | ?20 mm | ?4 mm | ?20 mm | ?30 mm |
全長 | 148 mm | 89 mm | 204 mm | 139 mm | 254 mm | |
重量 | 50 g | 50 g | 100 g | 75 g | 250 g | |
最大硬さ HV | 940 HV | 940 HV | 940 HV | 1000 HV | 650 HV | |
平均表面粗さ( Ra) | 1.6 μm | 1.6 μm | 1.6 μm | 0.4 μm | 6.3 μm | |
最小重量kg | 補強材不要 | > 5 kg | > 5 kg | > 5 kg | > 1.5 kg | >15 kg |
要固定 | 2~5 kg | 2~5 kg | 2~5 kg | 0.5~1.5 kg | 5~15 kg | |
要支持材 | 0.05~2 kg | 0.05~2 kg | 0.05~2 kg | 0.02~0.5 kg | 0.5~5 kg | |
最小厚さmm | サンプル | 5 mm | 5 mm | 5 mm | 1 mm | 5 mm |
硬化層 | ≧0.8 mm | ≧0.8 mm | ≧0.8 mm | ≧0.2 mm | ≧0.8 mm | |
硬さ300 HV | 直径 | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.38 mm | 1.03 mm |
深さ | 24 μm | 24 μm | 24 μm | 12 μm | 53 μm | |
硬さ600 HV | 直径 | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.54 mm | 0.32 mm | 0.90 mm |
深さ | 17 μm | 17 μm | 17 μm | 8 μm | 41 μm | |
硬さ800 HV | 直径 | 0.35 mm | 0.35 mm | 0.35 mm | 0.35 mm | - |
深さ | 10 μm | 10 μm | 10 μm | 7 μm | - |
*インパクトデバイスの種類によって、基準片(テストブロック)も選択する必要があります。
測定の精度を高めるために測定物の表面を研磨し滑らかにしてください。
磁気を帯びたものの測定は避け、測定物の表面温度は、120℃以下にして下さい。
・試験片の表面とベースプレートは、地面と平行で平らな状態が要求されます。
・測定時インパクトデバイスと試験片の表面は、垂直状態です。
・試験片には、3mm以上の厚さが必要です。
・小さな面や凹凸のある形状の測定は適しません。
このような試験片は、下図の内容を注意して測定してください。
試験片 | 試験片の重さ(Kg) | 最低厚さ(mm) | 最大粗さ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インパクトデバイス | 支持台と固定が必要 | 支持台で保持 | 支持台不要 | 試験片 | 硬化層 | ISO | Ra | Rz | |
D | 0.05~2 | 2.5 | > 5 | 3 | 0.8 | N7 | 2μm | 10μm | ▽6 |
硬さ計(硬度計)の先端に装着することで、R面や球面の測定を行うことができます。
硬度計用サポートリング Z10~15 : R10~R15
硬度計用サポートリングZ14.5~30 : R14.5~R30
硬度計用サポートリングZ25~50 : R25~R50
硬度計用サポートリングHZ11~13 : R11~R13、
硬度計用サポートリングHZ12.5~17 :R12.5~R17
硬度計用サポートリングR16.5~R30 : R16.5~R30
硬度計用サポートリングK10~15 : SR10~SR15
硬度計用サポートリングK14.5~30 : SR14.5~SR30
硬度計用サポートリングHK11~13 : SR11~SR13
硬度計用サポートリングHK12.5~17 : SR12.5~SR17
硬度計用サポートリングHK16.5~30 : SR16.5~SR30
硬度計用サポートリングUN : R10~